うさの上強膜炎&ブドウ膜炎 
PART1  6/18〜9/18までの3ヶ月

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1999年6月18日(金)

朝、いつもと変わりなし。夕方、ケージの中で目を閉じてじっとしている。寝ているのだろうと思いきや、逆側の目はぱっちりと開いている!あれ?片目だけ閉じてるの?よくよく見てみると、右目の目のふちが赤くなっていて上のまぶたが腫れあがっている。
 いつもの事だが、「ぴー」が部屋の中を散歩中、うさはケージの隙間から鼻を押し出してぴーに舐めてもらう。とっても幸せそうな表情をしているが、実際ぴーはうさのまつげが大好き。眼のまわりを執拗に舐めまくり、仕舞いにはまつげをカプカプして引っこ抜いてしまう・・・。小さい頃に一緒のケージで生活していたときにそうだった。いっつもうさの目の回りはちょっと腫れてピンクで、まつげがなかった。でも最近それがまた復活したようで、うさの前方のまつげが無くなっていた。見かけたら止めるようにはしていたが・・・。

  この腫れはきっと抜かれたまつげの所から雑菌が入ったのだろうと思い、とりあえずホウ酸の水溶液で眼を洗ってあげることに。


6月19日(土)

一晩たっても相変わらず腫れはひかない。それどころか、透明な涙を流している。右目の下のあたりの毛が濡れている。目の痛さの為か、いつもほどの元気がなく、ケージから出してもすぐにケージに戻ってうずくまる。顔を右に傾け、右耳も下がり気味。右目が相当重く痛いらしい。ずっと薄目を開けたような状態。数回ホウ酸で目を洗う


6月20日(日)

朝の様子
  相変わらずケージでうずくまっているので、体に触ってみようとケージ内に手を入れてみる。薄目を開けた右目の側から手を近づけたところ、頭に手を触れた途端にとても驚いて斜め後ろに後ずさり。まさか右目が見えていない?非常に心配になる。右目の状態は相変わらず。驚いたりすると、一応ぱっちりと目が開けられる様だ。今日は病院へ連れて行く。

病院での診察
湿疹の治療で数回通っている病院へ電話予約をし、うさを連れて行く。

 まず、先に治療中の足の湿疹の状態を見て頂き、それから目の診察。結膜炎以外も疑って色々と検査。眼にライトを当てたところを私も見せてもらったのが、黒目のふちあたりに、もやもやと薄く雲のようなものがかかっているのが確認できる。さらにまぶたのふちや裏だけでなく白目部分も真っ赤になっている。それから眼に黄色い蛍光色の液体を塗り、暗室で目の中をブルーのライトで照らして検査。目の表面に割と傷が付いているらしい。その検査で鼻と目がちゃんと通っていることも確認。鼻から黄色い蛍光の液体がツツっと出てきた。

  獣医さんが言うには、急に眼が腫れた要因を「ぴー」のまつげ抜きとすると結膜炎の疑いが強いが、薬を点眼しても白目の充血がとれないことからは強膜炎、傾斜経験から考えるとまぶたの中にパスツレラで膿がたまっているかも、更には右眼の眼圧が正常ではなく感じられ、そうだとしたら最悪は緑内障(?)の疑いもあるとのこと。

  獣医さんは、足の湿疹と今回の症状について「うさ」は一度傾斜をしているので、その余波、それとつながりがあるとも考えているよう。やはりあれだけの症状がでたら、その後、「菌」(パスツレラ)が体内のあちこちで悪さをするのは仕方がないようで、ちょっと弱ったところには菌の影響が出てくるらしい。足の皮膚が治らないのも、今回の眼もその可能性はあるとのこと。

病院での処置  診断によって、それぞれ治療方法が全く異なる為、今回は話し合った結果、少し様子を見るということで、結膜炎の治療をすることに決定。それで眼の腫れが引くかどうか・・・。(腫れがひどくなるようなら、膿が溜まっていると考えられる。)眼圧の測定機はこの病院にはなく、もうひとつの大きい方にある為、預からないと検査できないとのことなので、今回はやめておく。膿の採取も、手術につながる可能性があるので今回は避ける。今週は結膜炎治療で様子を見て、また来週病院へ行く予定

  今回の治療としては、結膜炎用の目薬を塗り、抗生物質を飲ませる

病院を後にして
 今とってもブルーな気持ち。斜頚のときにあんなにひどかったんだから完治したと安心していてはいけなかった・・・。反省。あのとき抗生物質の投与は2週間で終わったのだが、今回の獣医さんによるともっと続ける必要があったらしい。来週の診察でそれでも眼圧検査等が必要なら、遠いけど大きい病院までがんばって連れて行こうと思う。預けるのはとっても不安。できるだけ避けたい!ただ心配なのは、眼圧は確かに下がってるかもしれないということ。傾斜の後、うさの目の下に目のラインに沿ってくっきりと1本の線が入るようになり、(毛と毛がぱくっとわかれている。)「病気したから、やつれちゃったのかな?」と気にしていたのは事実。眼が落ち込んだらやっぱり「しわ」ができるよね。大きな病気ではありませんように!今の治療で良くなるといいな。

家での処置
 とりあえず今週の治療は、

・抗生物質内服薬1日2回
・目薬1日4回(症状の現れていない左目にも点眼)

  抗生物質は、初めシリンジで与えるように液状のものを処方されたのだが、頼んで粉薬に変えてもらった。というのは、うさはシリンジを好まず、口の中に薬を入れられるのを嫌う為。しかし、粉薬を少量の水で溶かしたものを自分で飲むようにと、容器で与えると嫌がらずにきちんと飲む。粉薬には少量の砂糖(甘味料?)を混ぜて下さったらしい。
 目薬というのは、なんと「軟膏」。直接目ん玉にブチューとつけて、上下のまぶたを掴んでモニャモニャする。それも1日4回。そんなにいじったら、かえって腫れるのではないかと少々心配。


6月21日(月)

 食欲・排便正常。朝晩抗生物質を投与。目薬4回。点眼前にホウ酸で目を洗い、軟膏を塗りつける。目薬1日4回点眼するのを忘れないように、点眼の時間を決めた。
1回目 7:00、 2回目 12:15、 3回目 17:30、 4回目 22:45

  夜、昨日よりも目を開けていることが多くなった。正常な左目ほどはぱっちりしないが、半分程度は開けていられるようだ。  


6月22日(火)

 昨日より状態が良いらしい。ケージ内で痛さをこらえてうずくまる様子は見られない。活発によく動く。薬が効いているように感じられる。しかし已然として目の腫れがあり、目のふちもまだ赤い。


6月24日(木)

 昨晩から、またちょっと目が重そう。状態が一番悪いときに逆戻り。昨日、「ぴー」に舐められた可能性もあり。一応、「ぴー」を部屋で遊ばせているときは、「うさ」のケージをガードしていたのだが、横の隙間から接触していたのを目撃。またやられたのかも・・・。


6月26日(土)

病院での診察と処置
 2度目の通院。先週から行っていた結膜炎の治療では、効果がなかった為、再度、目の診察。相変わらず、目のふちだけでなく、上のほうの白目部分が真っ赤に充血している。さらに、ライトでの検査を行うと、黒目の奥の方も赤くなっているとのこと。

診断結果は「上強膜炎」と「ブドウ膜炎(虹彩毛様体炎)」。(強膜は、白目、虹彩は茶目のこと。毛様体は水晶体や角膜に栄養を送る液体を目の中に分泌して目の中の水圧を一定に保つ働きをしている。)毛様体までが炎症を起こしてしまっている為、右目の眼圧も低下してしまっているらしい。悪化すると白内障や緑内障を引き起こしたり失明することも・・・
 

炎症を押さえる為の注射を1本打つ。 
 家での治療については、炎症を押さえるものを追加するとのこと。

家での処置
今週の治療は、今までの抗生物質、点眼薬に炎症抑制の薬が追加

・抗生物質内服薬1日2回
・目薬1日4回(症状の現れていない左目にも点眼)
・炎症抑制内服薬 はじめの3日は1日2回、残り4日は1日1回 

 一応1週間分の薬を処方して頂くが、2〜3日様子を見て、効果が無い様であればすぐに病院に連れてくるように言われる。この病気は、早期治療をすれば完全に治癒し、視力を回復するが、遅れるとなかなか治りにくいものらしい。

失明なんて考えられな〜い!どうにか間に合って欲しい!過去も、うさとは色々な闘病生活を頑張ってきました。今回も同様、前向きに治ることを信じて頑張らなくては。絶対治してあげるからね。 


6月28日(月)

 食欲旺盛、大きなコロコロうんちてんこもり、活発に良く動く。調子が良いらしい。投与している薬の為か、水を飲む量が相当増えている。目のふちの赤さが少々薄らぐ。薄目を開けて周りの様子を見ている時間が多い。消炎剤の効果が出ているように感じられる。


6月30日(水)

 食欲・排便絶好調!
 ちょっとためらいながらも、思い切って上まぶたを押しやり、上強膜の様子を見る。まだ炎症は残るも、病院で見たときよりは明らかに赤みが引いている
上まぶたの腫れ方も、以前よりは治まった感じ。ただ、虹彩・毛様体の具合については、私では分からない・・・。全体的に自分で分かる範囲で見れば、薬は効果があるようで、うさの目は少しづつだが徐々に回復してきている様に感じる。
 このまま今週の土曜日まではこの治療を続けてみる価値がありそうだ。


7月3日(土)

 3度目の通院。獣医さんの目から見ても状態は回復してきているらしい。
 先週から投与している炎症抑制剤というのはステロイド剤だったことが判明。日数経過につれ、投与回数を減らすので、そうではないかと思っていたのだが正解。どおりで良く効くと思った。

今週の治療は先週と同様。ステロイドの回数が減るのみ。
    ・抗生物質内服薬1日2回
    ・目薬1日4回(症状の現れていない左目にも点眼)
    ・炎症抑制内服薬(ステロイド剤) 隔日で1日に1回


  また来週も通院予定。うさがもうちょっと良くなってきたら、ぴーも連れていって健康診断してもらおうかと思う。そろそろ子宮の腺癌等も心配。
  
  この病院に5回通院していて気づいたこと。うさの体重って、ほとんど変化がないみたい。出かける直前にごはんや水を口にしていた後は1.42kg、口にしていない時は1.40kg、毎回どっちかの数値が表示されます。(うさはお痩せさんです。)


7月5日(月)

 先週ほどの回復がみられない。あの調子でどんどん回復する気がしていたのだが、あまり変化が無い。先週のスピード回復はやはりステロイド剤の効果が大きかったようだ。(現在はステロイド剤は1日おきに1回だけの投与)最近うさは目を大きく開いて周りの様子を見ることが多くなったようだが、じっとしている時間はやはり右目だけ閉じている。ただ、まぶた全体の腫れはほぼひいたように感じる。


7月10日(土)

 4度目の通院。
 右目に点眼薬を垂らしたところ、数十秒後に上強膜(白目)の充血が、1本の血管を除いてきれいに消えた。通院初回時に同じ検査をしたときには、1分経過しても充血が全く消えなかったのだが、今回はほぼ消えた。明らかに回復しているとみられる。

 今週の治療は先週と同様。ステロイドの処方量が減るのみ。
    ・抗生物質内服薬1日2回
    ・抗生物質目薬1日4回
    ・炎症抑制内服薬(ステロイド剤) 隔日で1日に1回


  また来週も通院予定。


7月11日(日)

 狛うさぎのいる調神社へお参りに行く。(うさぎspotsにて紹介)うさの目と、足の皮膚が早く良くなるようにとお祈り。これできっと早く良くなるはず。
 うさの目を外から見た様子だが、目を開いている時に正面から両目を比較してみると、かつては右まぶたがぼこっと腫れていたのだが、今はすっきりとしている。

ちなみに、うさのケージには、ここの神社の「卯守り」がぶら下がっています。お正月明けに参拝した時に、自分用に購入したのですが、2月にうさが耳の異常で半身不随になりかけた際、うさに譲りました。今はうさとぴーの「卯守り」ですので、今回また自分用の「卯守り」を購入してきました。これでうさママも運気UP!


7月17日(土)

 5度目の通院。
 上強膜の充血が未だにとれない。点眼軟膏を毎日4回塗っても、最近は殆ど変化が無い旨と、更に軟膏を使用することで軟膏混じりの涙が出て、右目の周辺の毛がいつもベタベタとなり、ウエットティッシュでふき取ってもふき取りきれずいつも湿った状態であることを先生に話す。
 今回から薬を変更。液体のもの3種。更にステロイドはもう投与回数が多いので打ち切り。抗生物質も変更。抗生物質については、足の皮膚の治療に重点を置いているので、足の状態が最近あまり良くない為、変更してみる。

  触診で眼圧を診てもらうと、眼圧はほぼ正常に戻っているとのこと。

 今週の治療。
    ・抗生物質内服薬1日2回
    ・目の洗浄薬1日2回
    ・抗生物質目薬1日2回
    ・血管収縮剤1日2回


また来週も通院予定。


7月21日(水)

 ここ数日、うさの食欲が急低下。心配になるくらいペレットを口にしない。野菜・果物は喜んで食べ、牧草もいつもよりは少ないが口にする。糞は一定の時間が過ぎれば小さいながらも出ているので毛詰まり等ではないらしい。暑さと湿度の高さからか?それとも、ステロイドが打ち切られたからか?ステロイドを投与した日は、ものすごく喉が乾くようで、大量に水を飲み、それで腸が活性化するのか、食欲も増加し、糞の大きさも通常の1.5倍〜2倍近くになった。しかし、今週からステロイドは打ち切っている。

  目薬が軟膏ではなく液状になった。点眼するのは楽になったが3種類を5分おきに点眼しないといけない。点眼回数が1日2回で良くなったのが救い。
血管収縮剤の効果はすばらしい!点眼後は、上強膜の充血がほぼきれいに
ひいてしまう。ところが数時間後には、しっかりと戻る…。あまりしょっちゅう使用していいものではないとのことなので、血管が浮き出るたびに使用する訳にもいかない。
今は、足踏み状態。発病から早くも1ヶ月。この治療で良い方向に変化があることを願う。


7月22日(木)

 うさの食欲低下は相変わらず。大好きなクッキーも残す。昨晩から今朝にかけての糞は微々たるもの。腹を揉んでみるが、固いものは感じられず、ガスが溜まっている様子も無いので毛球症は考えにくい
 抗生物質には様々な種類があるので、全部が全部に当てはまるかは不明だが、副作用として便秘や下痢、食欲不振といった症状が出ることがあるらしい。ちなみにうさの場合、過去に何度も抗生物質の投与を行っているが、腸の働きに影響したことはない。(私がそれを心配して整腸剤を与えたこともあった。)今週から違う種類の抗生物質を与えているので、もしかしたらこの種類では副作用が出てしまったのか?
  とりあえず、病院に問い合わせてみる。先生も「ステロイドの切り方がまずかったかな〜?」と悩んでいる様子。一応毛球症も懸念している。電話では、何とも言えない様子なので、「今処方されている抗生物質に、整腸剤のようなものは入っているか」聞く。「入っていない」との返答なので、とりあえずは家庭で整腸剤を与えて様子を見てみるということを伝えて電話を切る。
 
 パンラクミン顆粒を与える。パンラクミン顆粒は有胞子性乳酸菌(ラクボン菌)、消化酵素ジアスターゼ配合の整腸剤。味もヨーグルト風味で甘めなので、動物にも与えやすい。うさぎに人間用の薬を与えるときは1/10量を目安というがうさは通常のうさぎと比べて小さい方なので(体重約1.4kg)1/12位を目安に与える。これで食欲が戻ってくれるといいが。


7月25日(日)

 6度目の通院。
 木曜日に食欲低下について電話で問い合わせていたので、まずは食欲と便の様子を聞かれる。あれから1日3回整腸剤(パンラクミン顆粒)を投与し、効果はでてきていると答える。一度に口にするペレットの量は数粒だが、徐々に食べる回数が増えていて、野菜や牧草なら平常通りに欲しがって食べる。昨晩は、まとまった量の食事も採れていたようだし、糞の量も増加した。お陰で今日の体重は1.38kgと思っていたほど減ってはいない。
 ステロイドを再度処方するかどうか先生の方でも考えていたらしいが、整腸剤で効果が出ているようなので、ステロイドは与えないことにする。抗生物質に付いては、今回の食欲低下の件と、1度の投与量が多い為、与えにくいことを理由に、以前のものに戻してもらう。 目の状態をライトで見てもらったところ、角膜にも炎症が見られるとのこと。外見上は、瞼の腫れはすっかりひいて初期と比較したら明らかに良くなって見えるのだが、眼球のあちこちはまだまだ…。どのくらいかかれば治るものか尋ねてみたが、「完治しないこともありえる」との返答。
私は、絶対治ると信じて治療していくつもり!

今週の治療。治療方法は先週と変わらない。
    ・抗生物質内服薬1日2回
    ・目の洗浄薬1日2回
    ・抗生物質目薬1日2回
    ・血管収縮剤1日2回
これに加えて、家庭の整腸剤の「パンラクミン」も引き続き与える。


また来週も通院予定。


7月27日(火)

 パンラクミンの効果か、それとも抗生物質を元の種類に戻した為か、理由は良くわからないが、日曜日の夜からうさの食欲が正常に戻っている。糞の量も大きさも正常!とりあえず一安心。


7月31日(土)

 7度目の通院。
 今週は食欲はほぼ平常。目の状態は相変わらず。良くも悪くも変化無し。
先生にもこの治療は長く続きそうだと言われる。

今週の治療。先週と同じ。
    ・抗生物質内服薬1日2回
    ・目の洗浄薬1日2回
    ・抗生物質目薬1日2回
    ・血管収縮剤1日2回


来週は病院へ行けない為、二週分の薬をもらう。来週は、電話でうさの様子を報告する予定。


8月4日(水)

 ここ数日、うさの目に「目やに」が。今までは殆ど出なかったのだが、今週は毎日のように取り除いてあげている。(←量的には少ない)目のふちも、少々赤みが増したようにも感じられる。ちょっと悪化傾向・・・。

  うさがテーブルの下でぱったりと横になっていた。右側を上にして思いっきり転がっていたので、思わず声をかける。しかし反応無し。お腹が動いているので息はしている。そっと体に触れるも、やはり反応無し。「え〜、どうしよう!病院に電話?」などと考えていたら、うさが迷惑そうにのそっと起き上がった。倒れているのかと勘違いしたが、何の事は無い。ただ、熟睡していただけらしい。でも、右目をきゅっと閉じているので右側だけ見るとなんだか具合が悪そうに見えてしまう。超あせった〜!!


8月8日(日)

 今週は、実家に帰省する為、病院へは行かない。先週2週間分の薬を処方してもらって来た。しかし、病院へは電話で様子を報告するようにいいつかっている。
 病院へうさの状況報告の電話を入れる。最近気になる目やにと涙の件を相談。回答は、現在は1日2回点眼している抗生物質の目薬(3番目に点眼しているもの)を1日4回に回数を増やしてみて下さいとの指導。早速今日から実行。


8月11日(水)

 実家へ来て3日目。目やにがほぼ出なくなった環境変化で、食事の量が減り気味。母や祖母が与える野菜や野草は良く食べるらしい。部屋の中を散歩させると、元気に動き回る。特に心配はなさそう。 

  実家へ連れ帰って、母と姉に揃って「うさ、何だか歳とったね。」と言われ、ショックを受ける。やっぱりそうか〜。一番実感してるのは私。最近うさは、ぴーの倍くらい歳をとってしまったように感じる。やつれて、動きも悪い。ダッシュやジャンプは全くせず、動き回ることも少なく、じっとしていることが多い。でも、実家の中では物珍しいのか良く動き回っているので、ちょっとうれしい。


8月14日(土)

 8度目の通院。2週間ぶりの診察。
昨日実家から本宅へ帰ってきた。食欲は少々落ちている。目の状態は、先週から目のふちの赤みが消えないが、目やにが目立って出なくなり、涙を流すこともなくなっている。体重測定の結果1.36kg 今までの最軽量。1.4kgに体重を戻してあげたい!

  今日の担当医の診察は2度目。パスツレラの話をされ、長期治療を覚悟するように言われる。ちなみに過去に別な2人の先生からも言われているので、とっくに覚悟して取り組んでいる。

  今週から治療に変化。内服の抗生物質を倍量に増やし、抗生物質の点眼薬(3番目処方)の種類を変えるという。以前、軟膏で処方されていた「タリビット」の液状タイプらしい。

今週の治療。
   ・抗生物質内服薬1日2回 
        今週から倍量だが体重が減ったので 0.8mlが1.4mlに増えた。
   ・目の洗浄薬1日2回
   ・血管収縮剤1日2回
   ・タリビッド点眼液1日3回


8月21日(土)

 9度目の通院。
食欲・排便正常。目の状態は相変わらずだが、状態は落ち着いている。腫れたり、赤みが強くなるいうことは無い。涙・目やにも最近は見られない。タリビット点眼薬が合っているのかな?今日の体重は1.40kg!やっと元の体重に戻った。ちょっと安心。このままどんどん落ちていったらどうしようかと思っていた。
 
  今回の担当医は、今までで一番診察してもらっている先生。長期的に抗生剤を投与していかなくてはならない為、今までは毎週通院していたのだが、「薬を2週間分処方してあげるから、2週間おきに通院しては?」と勧められる。ありがたいお言葉!実は、前々回に当たった先生には、却下されていたのだ。その先生曰く「診察して状態を診ないといけないので、基本的に1週間分の薬しか出せないんです。どうしてもそれ以上を望むなら、一週間後に電話で様子を報告して下さい。」と。でも、今後は2週間に1度の通院で良くなるので、「うさ」もちょっと嬉しいに違いない。

今週・来週の治療。
   ・抗生物質内服薬1日2回
   ・目の洗浄薬1日2回
   ・血管収縮剤1日2回
   ・タリビッド点眼液1日3回


9月4日(土)

 今日は通院予定だったが、薬が何故かあと1週間分くらい残っている為(決して分量を間違えてはいないのだが)、今週も病院へは行かないで済んでしまった。
  
  最近、目の状態に変化あり。上強膜にいつも赤く浮き出ていた血管が、ここ数日見受けられない。上強膜はいつ見ても白い。改善傾向か?とりあえず血管収縮剤の使用を止めて様子を伺っている。収縮剤の使用無しでも今後、血管が浮き出ないことを願う。

今週の治療。血管収縮剤の使用を止めて様子をみる。
   ・抗生物質内服薬1日2回
   ・目の洗浄薬1日2回
   ・タリビッド点眼液1日3回


9月8日(水)

 血管収縮剤の使用を止めて今日で6日目。昨日まではいい調子で、上強膜の充血は全く無かった。しかし。、今日になってまた上強膜に数本の血管が浮き出た。洗浄薬とタリビッドのみの点眼で、快方に向かうかと思われたのに、ちょっと残念。今日からまた血管収縮剤を使用する。


9月11日(土)

 10度目の通院。3週間ぶりの診察。
数日前から(上強膜に再び血管が浮き出た頃から)、またもやうさの食欲が落ちている。食べた分だけきちんと糞はするが、形状がいびつで、大きめの糞と一緒にかけらのように小さなカスのような糞も出る。明らかに水分が少ない。前回は家庭で与えた整腸剤が効果があったが、今回は改善しない。

体重測定の結果またもや1.36kg 最軽量時に逆戻り。今日の担当医の診察は初。触診で、内臓の様子を探ってみるが、毛球症による腸の詰まりではなさそう。 腸のぜん動運動の低下によるものではないかという。腸が消化物を送り出す機能が低下している為に、消化物が腸内に長い時間とどまってしまい、水分がどんどん吸収されて、排出時に水分の少ないいびつな形の糞になってしまうらしい。 私が家庭で与えていた整腸剤は腸内細菌を増やし、腸での栄養吸収を活発にし、消化酵素によって消化を補助するものなので、そうではなく、腸のぜん動運動を活発にする薬を処方して頂く。1週間様子をみて、来週また通院予定。

今週の治療。
   ・抗生物質内服薬1日2回
   ・腸を動かす為の薬2種 1日2回
   ・目の洗浄薬1日2回
   ・血管収縮剤1日2回
   ・タリビッド点眼液1日3回


9月18日(土)

 11度目の通院。うさの眼に異常を見つけてから今日でちょうど3ヶ月
  目の状態は相変わらず。今、心配なのは食欲低下の方。ここ10日程、食欲低下が続いている。先週は腸のぜん動運動を促進する薬を処方して頂いて、1週間欠かさず投与を続けていたが、殆ど状態は変わっていない。

   体重測定の結果またもや1.36kg 先週と同じ最低体重。
決して安心できる体重ではないのだが減っていないだけちょっと安心してしまった。先週とは違う先生だが、触診で内臓の様子を探ってもらったところ、あまり食べていない割には胃の中にまとまった内容物があるとのこと。まともに食べない状態が長く続き危険性もある為、今回は皮下輸液を行う。30cc程の輸液を背中に注入し、体内に水分を多く送り込んで内容物を外へ送り出す。背中にはラクダみたいなコブができる。(時間が過ぎれば体内に吸収される)
また、これから1週間、自宅で皮下輸液を行わなくてはならない。注射器の扱い方、針の刺し方等を指導される。
来週また通院予定。

今週の治療。
   ・抗生物質内服薬1日2回
   ・腸を動かす為の薬2種 1日2回
   ・目の洗浄薬1日2回
   ・血管収縮剤1日2回
   ・タリビッド点眼液1日3回
   ・皮下輸液1日2回

早くも3ヶ月が経過してしまいました。本題の眼は相変わらず小康状態が続いています。腫れがひき、涙、目ヤニが出なくなっただけ快方には向かっているのですが、ここから先、完治するかどうかは、先生方にも分からないそうです。これ以上の進行が無いように、抗生物質を投与し続けていくという方針だけはどの先生も同意見のようです。
今、重要なことは、とにかくうさに食べさせること。野菜には飛びつくのですが飛びついて食べ初めても、すぐに残してしまいます。ですから、飽きないように気を遣って、数種類の果物や野菜をこまめに少しずつ食べさせています。先生にも、今は食べるものがあれば何でもいいから、どれだけ与えてもいいから、とにかく食べさせるようにと言われています。野菜以外に、うちのオカメインコのごはんにも興味があるようなので、ヒエ、アワ、カナリーシード、小麦、米等の雑穀も与えています。
皮下輸液を行うのは、すごく嫌です。自分が注射されている患部を見ることも出来ない私が、今は自分の愛するうさの「やわ肌」に注射針を刺さなければなりません。ものすごくつらいんですが、そうは言っていられません。でも、やっぱり素人なもので、先生のようにすっと針を刺すことが出来ないんですよね。うさぎの皮は柔らかですが、伸縮性があって。特にうさは肉があまりなく、皮ばっかりだから・・・。何度かちくちく刺しちゃったりして、うさに本当に申し訳なく思っています。うさのほうは、涙ちょちょぎれちゃうくらい良い子で、何度ちくちくされても、じっとしているんです。ママを許して〜!早く良くなるように、うさと一緒にママも頑張るよ。